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和田心理学へのお誘い(2000/12/15) 最近、立て続けに心理学の著作を出した。 これは、心理学というのは、実際は役に立つものだし、決してわからない難しい ものではないということを伝えたいためである。 そもそも心理学というのは、人間の心を研究する学問である。私が日本語のニュアンスを伝えることで最も好きな辞書である、新明解国語辞典によると、「心理」とは、 「その時どきの外界の刺激に対応する、その人の心の動きや意識のありかた」とされている。「心理学」を見ると、「人間・動物の意識と、その行動との相関関係を研究する科学」とされている。この二つを重ねて考えると、心理学というのは、人間や動物が、その時どきの外界の刺激に対応して生じる意識と、その行動との相関を研究する 学問ということになる。つまり、ある状況に置かれたり、ある刺激を受けた際に、人間や動物がどんな行動をするのかを研究する学問ということになる。 要するに心理学者が立てる理論というのは、Aという状況や刺激のもとで、Bという行動をとった、CではDという行動をとったという観察をして、ならば、こういう法則性があるはずだということで考えられた仮説なのである。 この理論あるいは仮説が正しいかどうかを確かめるには、別の刺激をしてみて、その仮説をあてはめてみて、行動を予測して、それが当たるかどうかを見ることになる。 仮説が正しければ、行動の予測は当たるし、仮説が正しくなければ当たらないということになる。 そういう点では、占い、特に中国の易学などは、いろいろな人の行動を観察して作った仮説体系であり、もしそれでその人の将来の行動の予測があたるとすれば、立派 な心理学ということになる。 逆に、だれそれの研究ではどう言われていてなどと、古典的な学者の名前を次々と 引用する割には、人の行動の予測がさっぱり当たらないとすれば、心理学としてはクズといわれても仕方ないだろう。その引用された学者の理論は、その当時の人の行動 予測にはあてはまったが、今の時代にはあてはまらないのだろう。逆に、今の人の心 理を読むという点では、それこそセブンイレブンの鈴木会長のマーケッティング論や、 あるいは(最近急に曇りがきているようだが)野村監督の配球の読みなどは、立派な心理学といえるわけだ。 我々が心理学を勉強するのは、そういう行動予測のヒントにするためで、理屈をいっぱい知っていても、行動予測が当たらなければ、偉そうなことは言えない。教育心 理学者にしても、理論が立派でも、その理論通りに勉強させて、子どもの成績が上がらないのであれば、お粗末の一語につきるのだ。 私の『痛快!心理学』などを読んで、若いくせに、あるいは大学の教授でもないくせに(この大学教授たちの心理学による行動予測があたらないので、心理学がマーケッティングに応用できないし、教育心理学者がたくさんいても、子どもの学力の低下が止まらないのだが)、生意気だとか偉そうだとか思った方も多いかもしれない。 しかし、私の心理学の自信の裏づけは、行動予測があたっているし、私の通信教育では子どもの学力は伸びているし、老人の臨床では患者がよくなっているからである。 たとえば、私は『シゾフレ日本人』を94年に発表したが、その時に予言したメガヒ ットの巨大化や、カルトブーム、いじめ問題、カリスマ待望、ひきこもりの増加など はすべて当たっている。少なくとも今の日本の若者には当てはまる心理学だと考えて いるからである。私の教育心理学も今の子どもにはあてはまっているので、私の通信教育の受講生は成績もあがるし、精神的な問題も少ない。 そして、心理学が理論を学ぶため、学問のための学問でなく、実験心理学や社会心 理学ならば実用的に役に立つものを目指すべきだし、教育心理学なら学力向上を目指 すべきだし、臨床心理学なら患者が楽になることを目指すべきだと考えている。その ような考えの下で生まれたのが『痛快!心理学』である。 だから、実は私は、自らの行動予測が本当にさまざまな分野であたるかどうかの実 験をさらに大規模にやりたいと考えている。つまり、マスのマーケッティングで実験をするなどである。これからは、そのような分野での活躍の場があるなら、ぜひ協力 したい。もちろん、私の考えも仮説であるし、そういうマーケッティングは実験であ る。しかし、多少はうまくいく確率は高いと考えている。興味がある方はぜひコンタ クトしてほしい。 |
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